5/16に行われた
PUBLIC/IMAGE.METHOD のレポートの続きです。
PUBLIC/IMAGE.METHOD 行ってきたよ! |コウコクノミライ
PUBLIC/IMAGE.METHOD チームラボ × タナカカツキ (1)
タ:例えば同じ「跳ねる」動作にしても、“1”では単に「緑色の線の上では跳ねる」だったのが、”2”では「鉄板の上では、鉄板が熱くて跳ねる」というような物語を与えたんですよ。
↑”SKETCH PISTON 2” 爆笑必至なのでぜひおためしを!
↑プレイ動画。ネ申!
タ:これ、やっているうちに偶然面白い構図になることがあるんですよね。ちなみに背景に家族連れがいるんですが、彼らが「あそこ滅茶苦茶盛り上がってんじゃん!」ってこっちを見てるという設定なんです。
-いやあ(笑) だいたい何回ぐらいプレイしたらこういう面白い出来事が発生するんですか?
タ:いやねこれ、まずスベらないんですよ。ボーっと作っても大体面白くなる。
こういったものは、今後伸びるし面白くなると思います。キャラクターの関節も増えて、3Dになって・・・ 物理演算によって音も入れたりね。
-タナカさんは、肩書き的にはマンガ家なわけですよね。
タ:そうですよ。連載はないですけどね(笑)
猪:ただ、”1”がゲーム的だったのに対して、タナカさんと作った”2”はマンガ的なんですよね。作っていて「あ、これマンガだ!」と思ったんです。
-タナカさんが絵を描いたわけではないのに、マンガになったと。
猪:そうですね。”1”が世界へのラクガキだとしたら、”2”は世界へのいたずらだと思います。やはりマンガ的ですね。
タ:今後、キャラクターの関節も増えて3Dになり、表情も増えていくと、役者を配置するだけでなんか面白いストーリーが始まるようなことが可能になるわけです。そうすると、絵を描かなくてもディレクションでマンガ的なものが作れるわけですね。テクノロジーの進歩によって。
実は、実際のマンガ界でも、絵をぜんぜん描けないマンガ家が増えてるんです。今は素材がめちゃくちゃ用意されてるからそれを使えばいいし、それでも無理なところはアシスタントに描かせれば、マンガは描けちゃう。今までは単に「頭の中が面白い人」で終わっていた人が、ディレクションをするだけでマンガ家を名乗れるようになってきている。僕はそれでもいいと思うんですよ。
(この項つづく)